ピエールドゥロンサール
品種名:ピエールドゥロンサール
Pierre de Ronsard
系統:クライミング (Cl)
咲き方:カップ咲 返り咲き
香り:微香
樹高:3m〜4m
作出:1985?1988?1989?
作出:フランス メイアン社
バラが好きでブランド品種も無名も構わず色々育ててきましたが、つるバラだけは手をだしておりませんでした。
這わせる場所もないし、剪定の仕方も違う。
うちの子たちは基本は直立、たまにシュラブもいますが剪定にも耐え、夏の水切れにも耐える強い子ばかりです。
そして、今回の品種ピエールドゥロンサール。
職場のパートさんが持ってあるピエールドゥロンサール。
私はピエールさんと呼んで、お話を良く聞いていました。
ご自宅の外壁工事で水やりが出来ない日々は雨を喜び、ピエールさんだけでも元気で、と2人で願っておりました。
まるで見守るようにずっと話しを聞いていたピエールさん。
気にはなっていたのです。
6月になり、花が終わっても花殻切もしてもらえないバラが園芸店のアウトレットコーナーにならんでおりました。
ほとんどの子が花に栄養を持っていかれ、新苗なんかは花枝一本。
そしてどう見ても根鉢がまわっているのです。
根が詰まるとバランスが崩れて葉が落ちる。
葉が落ちると光合成できず、しかも根からの水分が蒸散されず根腐れする。
負のスパイラル。
そんなところにいたピエールドゥロンサール。
少し黒星病がでていますが、今ならまだ回復できそうです。
『でも、つるバラ』
『他の子に移ったら面倒だし可哀想』
園芸店を不審者の様にウロウロ。
諦める様にネットでいっぱい悪評を調べました。
何度読んでも強健種。
場所はありません。
しかし、有島薫先生の趣味の園芸サイトを見つけてしまった…
ピエールドゥロンサールをコンパクトに咲かせるだと…!
2020.6.12
病気の葉を落とす意味でもザクザク剪定。
根元の土もサクッと廃棄。
バラをまもるスプレーを徹底噴霧。
この子はダメでもともと、園芸店でただ枯れるのを待つか、私のスパルタについてくるかです!
2020.6.22
この子、只者じゃありません!!!
切って薬を噴霧して10日、びっくりです、この成長スピード。
しかも、上2つの葉元の芽がグングン伸びる、恐ろしいほどの丈夫な子。
芽の動きが通常のバラより強い、というかたくさん数が動くようです。
2020.7.18
形が整ってきました。
多分今年は咲かないと思いますが、つるはどこまで伸びるのか要観察です。
2020.11.27
伸びる伸びる、2m超えかな?
もうしばらくこのまま。
2021.2.1
去年6月と同じ位まで剪定
バイオゴールド2粒
2021.4.3
蕾が上がってきた。シュラブと同じ位の長さでいけそう。
場所が狭いのでリングつけようかな。樹形が本当にシュラブみたいで可愛い。
2021.4.19
開花
背丈は木立性より低くできた。
奥がクロードモネ。
枝が柔らかく、少し横に広がりやすい。
リングはずしたら円で1mくらい使うかも?
蕾数は12個
来年は2月剪定をもう少し短めにしてみるかな?
日記終了。
結果、可愛い!
枝が柔らかいので木立の様に育てるには無理が生じるが、リングで対応可能な程度。
スペースあればシュラブの形にはできそう。